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時代の流れが掴める スペシャルインタビュー

第7回 経営コンサルタント 小宮 一慶さん(こみや かずよし)

「エコ」というテーマから広がるこれからの賃貸住宅の新たな可能性

世界経済が大きな転換期を迎えつつある今、企業経営者の進むべき道を的確に示す気鋭の経営コンサルタント、小宮一慶さん。さまざまな変革の波は企業にも、そして賃貸住宅にも押し寄せているという。

人との縁から広がった「小宮一慶」という名の人生

「学生時代、アメリカのサンディエゴにホームステイした経験があるのですが、その家のご主人から今朝メールが来ましてね。今月末に日本に行くけど会わないかって。ホームステイから数10年経っていますが、ずっと付き合いは続いていて、今度会うと6年ぶりでしょうか」
この何気ないエピソードが、今もっとも注目されている経営コンサルタントの一人である小宮一慶さんの、これまでの人生の歩み、人との付き合い方を端的に示している。

小宮さんのキャリアは、京都大学卒業後に入行した東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)からスタートした。当時、外国為替の取り扱いで国内トップだった同行。入行した多くの新人同様、小宮さんも花形職種である為替ディーラーを目指すようになる。しかし、名古屋支店時代、上司から飲み屋の席で突然こう切り出された。
「これからはディーラーの時代じゃない。アメリカでMBAを修得しろ。留学の願書は出しておいたから、翌朝までに提出用の作文を書いてこい、と言うんですね。驚きましたよ(笑)。留学なんてまったく考えてなかったですから」
その上司はかつてサンフランシスコで活躍した名ディーラー。だからこそ、言葉には重みがあった。そして、ビジネススクールへの留学経験は、上司のアドバイスどおりとなる。

「どこの企業に属しているか、どんな学歴かは何の意味もない。そこで何をして、これから何ができるのかだけが、アメリカの価値基準なんです。つまりは、究極の個人主義。僕自身、自己の大切さを痛感しましたね」
上司との出会いがきっかけで、人生の考え方が変わった小宮さん。人との "不思議な縁"はまだ続く。


「出会い」を支えに、自分の力で切り拓いた新たな可能性

アメリカ出張の帰り、機内で偶然隣りの座席に座ったのが、元外交官であり、小泉内閣で内閣官房参与や内閣総理大臣補佐官を務めた岡本行夫氏。そんな同氏と機中意気投合し、自社に来ないかと誘われる。その半年後、小宮さんは東京銀行を辞め、岡本アソシエイツの取締役となった。そして、銀行とはまた違うビジネスの難しさを知ることになる。
「銀行も新しいことはしていましたが、M&Aにしろ、新システムの構築にしろ、決まった仕組みの中で動いており、舞台装置はできているわけです。でも、小さな会社はその装置ひとつから自分たちでつくっていかないといけない。今、コンサルタント業という世界で独立してやっていますが、その経験はすごく生きてます。ただ口を開けて待っていても、どこからもチャンスは来ないですよ」

そんな小宮さんには、ひとつの自慢がある。小宮コンサルタンツを立ち上げたとき、東京銀行や岡本アソシエイツも含め、自分が過去に在籍した3社すべてから仕事を受注できたことだ。このことが小宮さん自身の信用となり、順調に独立のスタートを切ることができた。
「今思えば、僕の人生って会った人との縁から広がっている。出会いのすべてが結果的にプラスになっていますね。知り合った方たちとは、ごく自然にお付き合いが続くケースがほとんど。人との縁や出会いには、本当に感謝しています」


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